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    JFPA水圧部会とは?

    AquaDriveSystem: ADS

    Author:AquaDriveSystem: ADS
    (一社)日本フルードパワー工業会の水圧部会が運営するブログです。
    水道水で動く、新しい水圧機器アクアドライブシステム:ADSで環境にやさしい駆動技術を提案する活動をしています。

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    水圧部会メンバーによる大学訪問

    2019/01/16 [Wed]09:00 編集
    category: NEWS
     ~水圧部会メンバーによる水圧研究関連の
          大学研究室訪問:豊橋技術科学大学~


      当ブログでも既に何回か紹介していますが、JFPAの水圧関連事業の一つにADS国際標準化推進委員会があります。この委員会は、五つの大学を主体に水圧部会の委員企業が参加して産学連携体制で行われています。今回は、豊橋技術科学大学 機械工学系 柳田秀記教授(Hideki YANADA,Dr.)の研究室への訪問記です。
     暮れも近づいた昨年2018年12月17日、ヒロセバルブのメンバーが訪問し、研究内容の説明を受けると共に試験設備や試験状況などを見学させてもらいました。
     柳田研究室では、水圧シリンダとシールに着目した標準試験方法の確立を目指しています。しゅう動距離300 kmに至るまでのシール材の耐久性や摩擦特性に及ぼす締め代などの影響、加圧によるしゅう動抵抗等を評価されています。
     シール材は表に出ない裏方の要素なので、特性試験は地道な作業が続きます。しかし、機器類の性能を左右する重要な要素なので、試験の状況は常に注目を浴びています。
     研究室生の大学院2年藤本裕敬君が実験設備を常に監視しているので、しゅう動距離と摩擦力や漏れ量が細かくデータ化されています。訪問時は締め代を変えた場合の耐久試験中でした。適合する材料、適正な締め付けなど、アクアドライブシステムに欠かせない活きた情報を提供していただけることに期待します。

    図 柳田教授と藤本君と試験装置
         試験装置の隅々まで確認する藤本裕敬君と指導される柳田教授
    図 シール抵抗測定用治具
            水圧シリンダ用シールの面圧を測定する治具

    豊橋技術大学

     https://www.tut.ac.jp/index.html
    柳田先生の紹介
     https://www.tut.ac.jp/university/faculty/me/13.html
    柳田先生の研究室
     http://ec.me.tut.ac.jp/
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