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    JFPA水圧部会とは?

    AquaDriveSystem: ADS

    Author:AquaDriveSystem: ADS
    (一社)日本フルードパワー工業会の水圧部会が運営するブログです。
    水道水で動く、新しい水圧機器アクアドライブシステム:ADSで環境にやさしい駆動技術を提案する活動をしています。

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    水圧部会メンバーによる大学訪問

    2019/03/22 [Fri]09:00 編集
    category: NEWS
    ~水圧部会メンバーによる水圧研究関連の大学研究室
     訪問:信州大学(続2)-学生は語る(1/3)~


    大学訪問後、実験を担当している学生3名に “この研究に携わってどんな感想をいだいたか”尋ねてみました。ひとり目は大学院修士2年の岡部仁美さんです。まずは‥

    Q1.どのような試験を担当されていますか?
    A1.私は水圧用スプール弁に発生するキャビテーションの振動騒音を測定する実験をしています。研究室に入った当初は“キャビテーションとは・・・??”というところから始まりましたが、キャビテーションが可視化できる装置を自作し、キャビテーションが実際に発生している様子を目にしたときは“これがキャビテーションか!”と感動しました。
    と同時にこのキャビテーションが発する凄まじい騒音に耳を覆うことになりました.大学院では、この振動騒音とキャビテーションの発生状況との関係を調べました。
    信州大学・岡部仁美さん
        自作部品を組み込んだ実験装置を手にする岡部さん

    そうなんです。可視化できる実験装置などいくつかの部品は、岡部さんがマシニングや手作業を駆使して製作されました。今春、社会人になられる岡部さんに‥
    Q2.大学院修了を直前にして、今の気持ちを聞かせてください。
    A2.ご支援してくださる皆様のおかげで充実した研究生活を送ることができました。研究を通して徐々にキャビテーションと振動騒音の関係が分かってきました。今後ますます水圧ならではのキャビテーションの特徴が解明され,得られた知見が水圧機器の発展に役立つことを期待しています。
    飯尾先生と岡部さん
        平成30年第5回ADS国際標準化推進委員会に参加
          (発表する飯尾先生と聞き入る岡部さん)

    4月からは地元に戻り、教師になられるそうです。ご活躍をお祈りします。


    信州大学
      https://www.shinshu-u.ac.jp/
    飯尾昭一郎准教授の紹介
      http://soar-rd.shinshu-u.ac.jp/profile/ja.HecNbpkh.html
    信州大学工学部 機械システム工学科 流体制御研究室
      http://www.kankyo.shinshu-u.ac.jp/~iiolab/
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